佐藤さんは、ヒットを連発するトップマーケターですが、開発の現場では、たいていどこかで理論では説明のつかないことが起きます。そのとき、リーダーに求められるものは何か。「商品開発者は野生児であれ」と語ります。その真意とは?(2022年3月14日レター)

現場のマーケティングは、MBAで学ぶような理論通りにはいかない。たいていどこかで理論では説明のつかないことが起きて、マーケターはそれまで培った経験や感性を試されることになる。理論から外れると不安になるかもしれないが、マーケターは野生児たれ。ときには直感を信じて突き進むメンタリティが必要だ。

思うように進まないとき、マーケティングのリーダーが方針をフラフラ変えてしまうと、デザイナーなど外部のプロフェッショナルや部下たちは、その商品やブランドに自信を持てなくなってしまう。リーダーは前向きな未来志向で、「大丈夫。信じろ!」と言い続けなくてはいけない。その熱量がメンバーに、さらに商品に乗り移り、最終的にお客様の心に響いていく。

(構成=村上敬)