非正規社員の割合は1994年以降増加し続け、雇用者全体の約4割を占めている。部下の4割が非正規社員という現状に対して、組織を預かるマネジャーはどのようにすればメンバーのモチベーションを高めて、組織の力を最大化できるのだろうか。(2021年2月15日レター)
<今週のポイント>
・非正規雇用社員にどれだけ当事者意識をもってもらえるかがカギとなる。
・非正規雇用社員を正規の待遇に近づける制度を拡充して、安心して働けるような環境をつくることが現実的な解決策となる。
・景気後退時の調整を非正規雇用に頼りすぎることは、優秀な社員を育成する観点から望ましいとはいえない。
【井上】厚労省の調査によりますと、企業が非正規社員雇用を増やす理由トップ3は、「賃金調節のため」が38.8%、「1日、1週の中の仕事の繁閑に対応するため」が33.4%、「即戦力・能力のある人材を確保するため」が31.1%となっています。非正規社員には低賃金や不安定な雇用のほか、能力アップの機会が少ないなどの問題も指摘されています。部下の4割が非正規雇用という現状に対して、現場のマネジメントとしてはどのように対応するのが正しいでしょうか。
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(聞き手=井上智洋 駒澤大学准教授 構成=今井道子)


