毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier（フライヤー）」で、6月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。
目覚まし時計をセットして眠る男
写真＝iStock.com／mapo
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第1位：『「なまけもの」のやる気スイッチ』（内藤誼人著、総合法令出版）
第2位：『医者が教える疲れない人の脳』（有田秀穂著、三笠書房）
第3位：『得意なことの見つけ方』（澤円著、KADOKAWA）
第4位：『決定版　仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる！』（飯田剛弘著、明日香出版社）
第5位：『1冊まるごと「完コピ」読書術』（あつみゆりか著、PHP研究所）
第6位：『超初心者でも稼げるAI活用法』（あべむつき著、KADOKAWA）
第7位：『最新科学が教える「決断疲れ」をなくす習慣』（堀田秀吾著、新潮社）
第8位：『このオムライスに、付加価値をつけてください』（柿内尚文著、ポプラ社）
第9位：『構造化思考のレッスン』（荒木博行著、ディスカヴァー・トゥエンティワン）
第10位：『スマホで倍速！英語独学ハック』（中林くみこ著、Gakken）
第11位：『習慣化は自己肯定感が10割』（中島輝著、三笠書房）
第12位：『超鬼速PDCA』（冨田和成著、クロスメディア・パブリッシング）
第13位：『英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方』（川﨑あゆみ著、日本実業出版社）
第14位：『対話のトリセツ』（黒川伊保子著、講談社）
第15位：『それ、すべて過緊張です。』（奥田弘美著、フォレスト出版）
第16位：『頭のいい人が話す前に考えていること』（安達裕哉著、ダイヤモンド社）
第17位：『言葉にならない気持ち日記』（梅田悟司著、サンクチュアリ出版）
第18位：『FP1級取得！サバンナ八木流 お金のガチを教えます』［サバンナ 八木真澄／ほんださん（本多遼太朗）著、KADOKAWA］
第19位：『教え方の一流、二流、三流』（北宏志著、明日香出版社）
第20位：『人づきあいはコスパで考えるとうまくいく』（勝間和代著、Gakken）

※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2025年6月の閲覧数ランキング

科学的根拠に基づいた「やる気スイッチ」の入れ方

第1位に輝いたのは『「なまけもの」のやる気スイッチ』でした。

内藤誼人『「なまけもの」のやる気スイッチ』（総合法令出版）
内藤誼人『「なまけもの」のやる気スイッチ』（総合法令出版）

やらなければいけないことがあるのに、ついダラダラとスマホを眺め続けてしまう──そんな「なまけもの」な自分を責める前に手に取りたいのが本書です。

著者は200冊以上の著作をもつ心理学者・内藤誼人氏。科学的根拠に基づいた「やる気スイッチ」の入れ方を、誰でも試せるかたちで紹介しています。

「頑張った後すぐにご褒美があると続きやすい」「あえて文句を言いながら仕事をすると、モチベーションが上がる」など、紹介される行動テクニックはどれもシンプル。さらに「ブルーマンデーは思い込み」「限界は自分がつくっている」といった、やる気を阻む思考の癖にも切り込んでおり、あなたの行動を変えるヒントが満載です。

やる気が出ない自分を変えたい人も、部下や家族のモチベーションを支えたい人にもおすすめの一冊。あなた自身はもちろん、身近な人の「やる気スイッチ」も見つかるでしょう。

なお、著者の内藤氏は、「やる気が出ないということは、『もうこれ以上頑張ると、身体も心も壊れちゃうよ』という身体と心の警報サインであることもありますので、そんなときには『やる気を出さず』に、少しはリラックスしてご自身を労わってあげることも重要なことだと思います」と語っています。この一冊をきっかけに、自分の心と身体にそっと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。