日本は確実に「訴訟社会」へ向かいつつある。裁判所の調べでは、日本で民事訴訟が提起される件数は最近20年のうちに倍増し、09年度には23万件を突破した。ここには事業絡みの訴訟も相当数含まれるが、ごく身近な住民同士のトラブルも増加傾向にある。
代表的なのはマンション建設の際の反対運動や建設差し止め請求、建設工事による騒音・振動の問題だ。マンションの住民が、隣人のピアノや子供のたてる騒音などを巡り訴えることもある。
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(久保田正志=構成 浮田輝雄=撮影)

