物事がうまくいく人はどんな行動をしているのか。メンタルヘルス・コンサルタントの船見敏子さんは「かつて一緒に働いていた先輩は、いつもおいしいところだけをもっていくが嫌われず、いい仕事ばかり任されていた。その人は、ことあるごとに感謝の言葉を口にしていた」という――。

※本稿は、船見敏子『結局、いいかげんな人ほどうまくいく』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

親指を立てるビジネスマン
写真=iStock.com/Jacob Wackerhausen
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機嫌が悪いときは、電話に出ない

いつも機嫌がいい友人、Tさん。

職場では管理職をしていて、社長肝いりのプロジェクトを任されるほどの存在。いくつもの役割を兼任し、目が回るほどの忙しさです。

ある日、私はTさんに電話をしました。いつもならすぐに出てくれるのに、その日はまったく電話に出ません。何度かけても出ないし、折り返しの連絡もありません。何かあったのかなと、ちょっと心配になりました。

翌日、折り返し電話がかかってきました。

イライラしていたから昨日は電話に出なかったと、いつもの柔らかい口調で謝ってきました。聴けば、機嫌が悪いときは、電話に出ないようにしているというのです。

機嫌が悪いときに出たら、つっけんどんな言い方をしてしまう。だったら出ないほうがいいという潔さ。機嫌が悪い姿を人に見せないから、いつも機嫌がいい人だと周囲に思われているのです。