物事がうまくいく人はどんな行動をしているのか。メンタルヘルス・コンサルタントの船見敏子さんは「かつて一緒に働いていた先輩は、いつもおいしいところだけをもっていくが嫌われず、いい仕事ばかり任されていた。その人は、ことあるごとに感謝の言葉を口にしていた」という――。
※本稿は、船見敏子『結局、いいかげんな人ほどうまくいく』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
機嫌が悪いときは、電話に出ない
いつも機嫌がいい友人、Tさん。
職場では管理職をしていて、社長肝いりのプロジェクトを任されるほどの存在。いくつもの役割を兼任し、目が回るほどの忙しさです。
ある日、私はTさんに電話をしました。いつもならすぐに出てくれるのに、その日はまったく電話に出ません。何度かけても出ないし、折り返しの連絡もありません。何かあったのかなと、ちょっと心配になりました。
翌日、折り返し電話がかかってきました。
イライラしていたから昨日は電話に出なかったと、いつもの柔らかい口調で謝ってきました。聴けば、機嫌が悪いときは、電話に出ないようにしているというのです。
機嫌が悪いときに出たら、つっけんどんな言い方をしてしまう。だったら出ないほうがいいという潔さ。機嫌が悪い姿を人に見せないから、いつも機嫌がいい人だと周囲に思われているのです。

