がんばっているのに成果が出ない。そう感じているビジネスパーソンも多い。第一線で活躍し続けるにはもちろん、自己研鑽が必要だ。だが、その勉強は本当に、仕事の役に立っているのだろうか。ハイパフォーマーの学びの習慣を、600人アンケートの結果を交えながら紹介しよう。
▼村井瑞枝さんからのアドバイス
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セミナーや勉強会に意欲的に参加

スクールは積極的に活用します。自分で自分を追い込んで勉強できる人もいますが、たぶん私には無理。精神力を鍛えて自分を律するより、スクールの強制力を借りて、勉強せざるをえない環境に飛び込んだほうが早いと思います。

勉強会や交流会も、わりと頻繁に参加するほうです。勉強会は中身もさることながら、多くは会ってみたい人が参加しているかどうかで決めています。尊敬できる人や、自分にないものを持っている人は、その存在が生きた教科書です。スキルや知識以外のところからも学べる部分が多く、刺激になります。

勉強会以外でも、人とのつながりは大切です。わからないことがあるときに質問できる友人知人がいれば、勉強を進めるうえでも心強い。そうはいっても、とにかく人に聞けばいいという安直な姿勢は厳禁です。自分で調べられるものは自分で調べ、質問するときは自分なりに仮説を立ててからするのが最低限のマナー。そのほうが、自分の理解も進みます。

村井瑞枝●レストランプロデューサー
辻調理師専門学校にて調理師免許を取得後、米ブラウン大学、伊ボローニャ大学にてアートを学ぶ。帰国後、JPモルガン、ボストン コンサルティング グループを経て現職。訳書に『ウォールストリート・ジャーナル式 図解表現のルール』がある。