食器は飽きのこない柄を50年も愛用

食器は40~50年前から活躍しているものばかりです。買った当時、飽きのこない柄だなあと思って買ったものが、今でもお気に入り食器として残っていて、20年近く新しい食器は買っていません。調理道具は、まるでインテリアみたいと褒められるんですが、台所の奥に杭を打っただけ(下写真)。

キッチンに立つ大崎博子さん
撮影=泉田真人
野菜たっぷりの炒め物を作ることが多いので、深めのフライパンをよく使います

ザルや手つきのザル、フライ返しをつるして収納しています。頻繁に使うものは、すぐ手の届くところに置くのがモットーです。

大崎博子、大崎夕湖『幸せな最期を迎えた91歳ひとり暮らしの食卓』(宝島社)
大崎博子、大崎夕湖『幸せな最期を迎えた91歳ひとり暮らしの食卓』(宝島社)

エスプレッソ香る台所でゆったりと朝のコーヒーブレイクを楽しむのは、一日の中で好きな時間のひとつです。毎朝、ヨーグルトやトーストの簡単な朝食を食べた後は、7時半から公園で太極拳を1時間やって、散歩をしながら帰宅をします。

そして、イタリア製のエスプレッソマシン・ビアレッティで淹れたコーヒーにミルクをいっぱい入れてカフェオレで飲むのが日課です。飯田深雪さんのカップ&ソーサーは30年以上愛用しています。コーヒー豆は大好きなイタリアのラバッツァ一択。若い頃から深みのある味のコーヒーが好みです。朝のささやかなルーティンが、心底リラックスできるかけがえのない時間です。

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