ヨーグルトには「米ぬか」を入れる

それからは毎晩、晩酌のつまみとともに、お酒がおいしく感じられることが、健康のバロメーターです。だって具合が悪かったら、おいしいなんて感じられないでしょう。休肝日は設けていない代わり、適量は守っています。350mlの缶ビール1本飲んだ後は、ワインか焼酎を1~2杯で終わり。

昔は、いつまでも酔っ払うまで飲み続けることもあったけど、今はもうしません。お気に入りの和風のビアグラスでゆったりと楽しむ晩酌に変わりました。

毎朝、炒りぬかをカスピ海ヨーグルトとバナナにかけていただいています。炒りぬかをかけるっていうとギョッとされるけど、きな粉みたいな味でほんのり甘くておいしいのですよ。食べ始めたのは、友人にすすめられたのがきっかけです。

炒りぬか
撮影=林ひろし
瓶などの密閉容器に入れ、冷蔵庫で約2カ月保存可能。フタに作った日付を書いています

作り方は簡単。米ぬかを8分から10分、鉄鍋でキツネ色に変わるまでじっくり炒りつけて常備しています。太極拳の仲間に試食してもらったらけっこう評判もよく、何人かは始めています。こういった情報を共有していくことが健康への近道ですよね。ぬか漬けもそうですが、炒りぬかは簡単でお金がかからなくておいしいということが、続けていけるポイントなのだと思います。

ドレッシングの代わりに使っているもの

食事で健康を意識し、至福の晩酌を楽しむことがモットーですが、血圧が高い私が気をつけなければならないのが塩分です。料理を作るときには、塩分が多くならないように、味が濃くならないように気をつけています。

そこで重宝しているのが、手作りの甘酢。切った野菜を漬けておくだけでピクルスになるし、いつも食べているぬか漬けとは違った味わいになります。私のピクルスは友人たちから好評で、催促されることもあるのでよく作っているんですよ。

自家製の甘酢
撮影=泉田真人
減塩対策にも一役買っている自家製の甘酢。しょうがや玉ねぎを漬けるとおいしいです

酢飯が食べたいときも甘酢は使えます。あとは、マヨネーズも塩分が少ない調味料だと聞いたので、サラダのドレッシング代わりとして使っています。

Xに投稿した食事内容を見て、品数の多さにみなさん驚かれます。いろいろな食材でカラフルに彩りよくしたいのでそうしているのですが、みなさんが気になるのは、食材のロス。ひとり暮らしなので、そう思われるのも当然かもしれません。

ですが、私は、野菜を冷凍保存します。生のかぼちゃはひと口大にカットし、玉ねぎはみじん切り、山芋はすりおろし。それぞれを1食分ずつ冷凍保存しているんですよ。これは、毎日の料理にとても便利。あとは、レトルトのパスタソースや冷凍食品も使いますよ。お肉だって1食分ずつ冷凍しています。

要はひとり暮らしの若い方と同じではないでしょうか。時代に合った生き方が好きなんです。