親と対等な関係になって感じたこと

私自身も、自己肯定感の低さに苦しんできました。両親は「おまえは詰めが甘い」「努力が足りない」と厳しい言葉を投げつづけ、私は自分に自信がもてませんでした。高校生の頃は周囲の評価ばかりを気にして、自分自身を見失っていました。

一時期は両親の育て方に怒りが湧き、かなり反発していましたが、いまは文句を言う気持ちはなくなりました。終戦前後に生まれた両親にはやむを得ない事情があったと理解でき、育ててもらったことにも感謝しています。

私個人の考えですが、親の心理的支配と闘っている最中には、ときに親を「毒親」とラベリングするような、劇薬と思える方法も必要な場合があります。闘いのあとで支配から離れられたら、親と真に対等な関係を築けます。そのときには「毒親」のような強い言葉は必要がなく、むしろ違和感をもつのではないでしょうか。