「とりたてがうまい」とは限らない

実際に日本人が魚を生で食べるようになるのは、第二次世界大戦後の高度成長時代以降です。漁労技術の発達、冷蔵庫の急速な普及、そして冷蔵流通網の発達のおかげです。

このように、日本人が魚を生で食するのは昔からの日本の伝統とはいい難いのです。

最近は、昔は生では食べなかった魚でも、冷蔵輸送技術の進歩で何でも新鮮といって刺身で食べようとしますよね。また、安倍内閣の地方創生政策で後押しされたご当地名物も、これに乗っかっています。「鮮度が重要なので生食はここでしかできませんよ」と煽るのです。それを、メディアのコマーシャリズムがはやし立てるわけです。