「時間がなくて本を最後まで読めない」「読んでもすぐに忘れてしまう」。そんな悩みを解決しよう。速読日本一の速読コーチが教える「スポーツとしての速読」のコツとは――。

遅くても速くても「一度で理解」は難しい

本を読むのが遅い人には、2つのクセが見られます。一つは、「本の内容を100%理解しなければいけない」と思い込んでいること。少し読んで、理解できないことがあると、その場で止まってしまいます。私自身も以前はそうでした。「これはどういうことなのかな?」と頭の中で考えているうちに、30分、1時間と経ってしまい、読み進めない時間が長くなってしまうのです。読書が苦手、という人はこの部分でつまずきがちです。