近代以前の指導者たちが民主主義と法治国家を理解する。
今の日本には真のリーダーがいないと憂える与党幹事長が進めてきた極秘計画「徳川家康が率いる最強内閣の発足」。しかし、豊臣秀吉は「国民」という概念を理解せず、戦国武将の本性を現わす。
「民なんぞ我らの言うことに従わせればよいのじゃ!」
幹事長は家康たちの目の前で感染拡大中の病に倒れ……。家康は彼の遺志を受けて、パンデミックという危機を迎えた日本の首相になることを改めて決意する。
「これより日本再建の閣議を始める!」
小説『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(著:眞邊明人)のコミカライズ版から第1巻の第2話(後編)をお届けする。