ロックダウンのために秀吉が「国民一人50万円給付」を宣言
世界的に感染症が急速に広がり、政治経済が停滞するという危機に陥った日本。AIでよみがえった徳川家康が総理大臣となり、官房長官の坂本龍馬が会見で1カ月のロックダウンを宣言する。
前例のない決定に反発する報道陣。そこに財務大臣の豊臣秀吉が登場し、「10日以内に国民一人につき50万円を給付」という政策を発表。記者たちは驚いて「その財源は」「不正受給の恐れは」と騒ぐが……。
「人ができんと思うことをやってきたから、わしは草履取りから天下人になったんじゃ」
秀吉は余裕の態度で、記者たちを圧倒する。
小説『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(著:眞邊明人)のコミカライズ版から第1巻の第3話(後編)をお届けする。