信長の独裁者イメージを利用して企業に金を出させる大久保利通。
小説『もしも徳川家康が総理大臣になったら』のコミカライズ版から、第2巻の第1話(後編)と第2話冒頭をお届けする。
時を超えてよみがえった徳川家康、豊臣秀吉、織田信長を始めとする偉人内閣。パンデミックというピンチを乗り越えるため、国民に一人当たり50万円の給付金を出し、1カ月のロックダウンを実施した。
しかし、その財源を調達する必要があり、経済産業大臣の信長が大企業の代表たちに国債を購入するよう求めるが、財界人は金を出し渋り、信長は静かに怒って「是非に及ばず」と有名なセリフを吐く。
その下にいる大久保利通は、信長のカリスマ性を利用して、企業に金を出させることに成功する。
家康、秀吉、信長という戦国の三英傑による緊急対策が迅速に行われる様を描いてきた前半のクライマックス。この後、偉人内閣はどうなるのか――。