今期、大手ゼネコン4社がいずれも増収増益を見込んでいる。好調の要因は主に3つある。

1つは復興需要だ。政府は2015年度までの5年間で19兆円を復興関連の公共事業に投資する予定だが、そのうち約半分ががれき処理や除染を含む建設投資である。進捗は予定より遅れており、受注のピークは13年度、工事のピークは14年度になると考える。

(構成=プレジデント編集部)
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