田舎暮らしとも首都圏での暮らしとも違う。利便性も快適さも都心での生活以上のクオリティ、豊かな自然と食生活、仕事はリモートでOK……。定年後でもよし、今すぐでもよし。あなたが知らない地方都市移住の魅力とは――。「プレジデント」(2024年3月29日号)の特集より、記事の一部をお届けします。
立山山と市街地
写真=iStock.com/Sean Pavone
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「地方は不便」という「昭和」の集団幻想

私自身、今は渋谷区に住んでいるのですが、数年内に地方都市に移住するべく、まず土地を買いました。

移住先は、地方都市の都心に近い住宅地で、車がなくても暮らせます。幹線道路から一歩入った静かな環境で、目の前は自然豊かな公園。空港にも駅にも、今の家から羽田や品川に行くより短時間で、しかも座って行けます。それでも地価は、渋谷区内の10分の1。東京で家を買うくらいなら、地方都市に住んで、浮いたお金で毎月のように東京にでも海外にでも遊びに行ったほうが、合理的ではないですか。

PRESIDENT 2024年3.29号

「プレジデント」(2024年3月29日号)の特集「『定年』の新常識」では、定年後に裕福な人と困窮する人の違いを明らかにする「解明『金持ち定年』への4つの分岐点」、定年駆け込み寺のマネーコンサルによる「定年前後『お金の手続き』」など、準備不足で大損しないための情報を紹介しています。