匿名掲示板「2ちゃんねる」開設者の西村博之(ひろゆき)氏は、どんな人物なのか。妻の西村ゆかさんは「彼と一緒にいると、彼がなぜお金持ちになれたかがわかる」という――。

※本稿は、西村ゆか『転んで起きて 毒親 夫婦 お金 仕事 夢 の答え』(徳間書店)の一部を再編集したものです。

西村ゆかさん
写真提供=徳間書店(撮影=松園多聞)
西村ゆかさん

「ひろゆきに買ってもらおう」とはならない

ひろゆき君といると「ゆかさん、なんで働いてるの?」と、人からよく言われる。

みんな、ひろゆき君がお金持ちだから働かなくても生活できるでしょう? と言いたいのだと思う。

それから、こんなこともよく言われる。

たとえば、雑誌で、素敵なネックレスを見つけたとする。私は「わあ、かわいい~」と言いながら値段を見る。「80万」と書いてある。「うーん、80万円もするならいらないかなあ」と正直な感想を言うと、「なんで? ひろゆきさんに買ってもらえばいいじゃない」と言われる。そのたびに、不思議な気持ちになる。

自分の身の丈に合わない高価なものを、私は欲しいと思ったことがないからだ。

ひろゆき家の生活費の費用分担

住居代、光熱費や旅行費用などは、いまはひろゆき君が払っている。食費はそれぞれがスーパーに行ったときに各自で支払い、一緒に行ったときは彼が払ってくれる。

下着や靴下、部屋着などの消耗品系の衣類は、私が定期的にまとめて買う。そして化粧品とか服とか、私が自分で使うものは、自分で買うというのが、いまの西村家のお金の分担になっている。

こういう分担にしようとひざを突き合わせて彼と相談したわけではなかったけれど、私が結婚しても仕事を続けたことによって、自然とこういう生活になったという感じだ。