メニューごとに割引され、お得に買い物ができる

メイトゥアンを利用するには会員登録が必要となります。日本の「食べログ」のように無料・有料会員の差別化はないものの、使った金額や頻度によって優待度合いが上がる仕組みになっています(クレジットカードや百貨店の会員カードに似ています)。

また検索要素が豊富です。日本の「食べログ」は、ジャンル、位置・距離、シチュエーション、金額、キーワードですが、メイトゥアンではさらに細分化されて、利用者のニーズに合わせた検索が可能です。

検索要素としては

・ジャンル
・位置・距離
・シチュエーション
・キーワード
・割引率 ※ここが日本と違う
・オンライン共同購入型クーポン(グルーポンみたいなもの)のフラッシュセール
・タイムセール
・飲食する場所――テイクアウトか店舗か
・商品券の先買い(前集金型ビジネス。4500円の券で5000円のコースが食べられる)

と多岐にわたります。店舗に行くのであれば、メイトゥアンの中でタクシーの手配や席の予約まで完結できる仕様になっています。

掲載店舗数も多く、店舗の中でも細かくメニューによって割引率などが分かれているため、利用者にも検索スキルが求められます。高齢者や、スマホ操作、検索スキルにけていない人に優しくないではないか、という声があるかもしれませんが、そういった方にはAIによるサジェスト機能や、プロモーションでレコメンドされる店舗があるため、そんなに悩まずともお店を選ぶことができるのです。

メイトゥアンのスマホ画面。飲食店の検索だけでなく、さまざまなサービスが提供されている。

生活に必要なものはすべてそろう

「メイトゥアン」と「食べログ」のもう一つの違いは、検索できるサービスの幅広さにあります。メイトゥアンは飲食店だけでなく、宿泊施設、クリーニング、家の修理、カラオケ、電子書籍などおよそ生活に必要なものはすべて検索・調達できます。

「初回会員は無料」などの特典や割引を伝えるだけでなく、サービスやメニューの売上実績も記載されているため、どのくらい利用者・購買者がいるのかが一目瞭然です。中には、店内飲食の評価は低いのに、テイクアウトの実績数が飛び抜けて多い店舗があります。そういう場合は、テイクアウトの割引率が非常に高いことも多いです。