切られたら、真っ逆さまに堕ちるだけ――そんな恐怖を眼前にした、もしくはそれが現実となった3人に話を聞いた。果たして彼らは“お荷物”だったのか?
高梨晴美さん(仮名、36歳)
「課長からアサインされた仕事を、部長にすべて取り上げられた」という高梨さんとJR駅ビルの喫茶店で向き合う。話が進むうちに、こちらの微妙な雰囲気を察してか、「私、性格悪い。好き嫌いも激しい」と苦笑してみせた。今は都内で両親と3人暮らし。

「とにかく、上司とソリが合わなかったんですよ。意地悪というか陰湿というか」――そう嘆息してみせるのは、ソフト会社SEの高梨晴美さん(仮名、36歳)。

一昨年まで所属した部署で某日、40代後半の上司に書類の不備を咎められ、会議室で1時間お説教。某日、台風の中でタクシーを使ったら、再度会議室に呼び出され、「歩いて帰れ!」。また某日、交通費を請求したら「書き方が違う」と会議室で……。

「会議室好き(苦笑)。男の人なら『いいよー』だけですむのに」