日本に「希望」が欲しい

いま日本では、65歳以上を「高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と呼んでいます。でも、なんだか機械的な響きで、ちょっと切なくありませんか。

ここまで頑張って生きてきたのですから、もっと明るくて希望の持てる呼び方にすべきだと、私は常々思っています。

そこで、私は声を大にして提案したいのです。これからは「高齢者」ではなく、「幸齢者」と呼びましょう

心臓型の杖を持つ老夫婦を持つ10代の手
写真=iStock.com/SewcreamStudio
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70歳からは「高齢者」より「幸齢者」

70歳を越え、楽しく充実した暮らしを送り、毎日に幸せを感じている人は「幸齢者」。こんな呼び方なら、温かみや年をとることへの希望も感じられるでしょう。

幸せな晩年を過ごして、人生を全うしたい。私たちが目指すべきは、年齢を重ねてなおがまんし続ける日々を送る高齢者ではなく、こうした「幸齢者」なのではないでしょうか。

私は、これからの日本に、この言葉と考え方を広めたいと強く願っています。