世界中で「TikTok売れ」が相次いでいる
ソーシャルメディアの影響力は絶大だ。何げない投稿が瞬く間に拡散し、衆目を集めることも多い。最近では回転ずし店でしょう油差しの注ぎ口を口に含む迷惑動画を投稿し、炎上。逮捕者まで出た。軽はずみな行動が全国的な非難につながっている。
ここ最近では、残念なことにこうした炎上事例ばかりが目立って報じられている。その一方でTikTokにより、心温まる人生の逆転劇が生まれたという事例も起きているようだ。英語圏のTikTokから、幸せなバズの話題が届いている。
例えば、英BBCは、長年売れなかったある小説家が娘の投稿動画をきっかけに、Amazonの売上トップに輝いた事例を報じている。
報われずとも諦めず、努力を続けるに人々にユーザーは非常に強く共感する。TikTokのバズとユーザーの温かい支援によって救われた人々が大勢出ているようだ。一般のユーザーが発端となった「TikTok売れ」により、人生の窮地を救われたという事例が話題となっている。
ガラガラのベトナム料理店が「7秒の動画」で息を吹き返した
新型コロナの感染拡大で休廃業を余儀なくされた飲食店も少なくない。だが、なかにはTikTokの拡散力に救われ、息を吹き返した店がある。
米CNNは、カリフォルニア州サンタローザの「Lee's Noodle House(リーの麺料理店)」の復活劇を報じている。オーナーのリーさんは2003年にこの街の一角に店を構えてから、自慢のベトナム料理をお客に振る舞い続けてきた。
ところが2020年初頭からのパンデミックを受け、来店客は激減。ほとんど来客がないまま店を開ける虚しい日々が続いた。外食による感染のリスクが低くなってからも、遠のいた客足が戻る気配はない。
21歳の娘のジェニファーさんが1月に投稿した1本のTikTok動画で、状況を一変した。