「教師・弁護士・代議士・医師」が介護職から嫌われている理由

これと正反対なのが、自分の殻に閉じこもりがちなタイプです。

とくに年齢を重ねると、怒りっぽくなったり、意地っ張りになったりする傾向が強まり、周囲に疎んじられることでますます孤立してしまう人が少なくありません。

和田秀樹『いつまでもハツラツ脳の人』(日刊現代)
和田秀樹『いつまでもハツラツ脳の人』(日刊現代)

とくに現役時代に役職に就いていた人ほど、高齢になると横柄な態度をとることが指摘されています。

介護職に従事している人の間では「現役のころ、し(師、士)だった人は偉そうな態度をするから世話をしにくい」という定評があるようです。

もちろん、「し」とは、教師、弁護士、代議士、それに医師のことです(私も注意しなければなりません)。

駅やコンビニなどで駅員や店員に大声を出して怒っているのは男性の中高年というイメージが定着しています。

その原因になっているのが、じつは男性ホルモンの減少だったということも十分考えられるのです。

生きる意欲を失い、脳をヨボヨボにさせないためには男性ホルモンを一定量にキープしておくことが不可欠です。

男性ホルモンの値は血液検査でだいたい判明します。

脳ドックを受けるより、よほどお勧めだと私は思っています。

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