3人とも覆面であるのが残念なほど、エレガントな女性たち。しかし美しいだけではない。普段は内助の功に徹しているが、いざとなれば夫を守れるタフネスと実力の持ち主たちである。しかしそれを見せない賢さがあり、苦労をあえて買ってでられるだけの度量がある人が、真の金持ちの妻になれるのだ。
またお金や時間の自由はそれほどない、夫コンシャスな生活だが、意外に彼女たち自身がそれを不満に思っていないことも明らかになった。余りあるほどの幸福があるということだろうか?
本当の金持ちはお金を使うところがはっきりしており、ブランド三昧という人はいないし、普段の生活は質素である。しかし食にはこだわりがあり、B級グルメでも高級レストランでも、食に関する探求心が旺盛。食という生きることのベースに熱心な人は、人生すべての面においての活力も人一倍あるということか。
普通の家庭に生まれても、お金、時間の使い方、食へのこだわりなどが、「金持ちの習慣」と合致している女性には、チャンスがあるということなのだろう。
(尾関裕士=撮影)