――苦労やリスクを背負っているお金持ちは、パートナーに求めるものもレベルが高いですね。結婚後、愛情をメンテナンスする秘訣はあるのでしょうか?

【ミユキ】彼はあまり飲みにいったりしない人なので、家での夕食には気を配っていますね。電話で確認して帰宅する10分ぐらい前に料理の仕上げをして、出来立てのものを食べさせてあげるとか。

彼は外で気を使うよりウチにいるのが好きだから、私も昼間は友達と出かけたりしますが、夜は必ず家にいますね。子供のオムツ替えとか、私よりもやってくれますし、言えば掃除機もかけてくれます。お金を使うのも、年1回、両親を一緒に連れて行くハワイ旅行ぐらいで、本当に贅沢はしない。エステも行かないし、ブランドもあまり興味がありません。

【リサ】夫は、前から「私に頼りたい」という感じだったのですが、会社を2人で始めてからその傾向が強くなっているような気が(笑)。彼も「結婚して本当に幸せだ」と言ってくれます。

洋服も自然体で好きなものを着ていて、彼もそこがいいみたい。でも義母の「人と会うときはアクセサリーをつけなさい」というような教えは守ってます。外国のお客様なんか、さりげなくアクセサリーを見ていますからね。

【レイコ】結婚生活が一番長い私の場合は、お互いマンネリの打破が一番気になるところ。彼はサプライズプレゼントが好きで、よく洋服や靴を買ってくれますね。いつもセクシーでエレガントでいてほしいみたい。いまどき珍しいのですが、私はジーンズを1本も持っていないの。

【リサ】さすがはフランス人のだんな様ですね。でもいつもキレイじゃないといけないというプレッシャーもありそう。

【レイコ】キレイというよりも、いつも新鮮でいたい。彼のビジネスに益する情報を仕入れておけるよう、勉強会に参加したり、人脈を広げるように努めています。時々、「こういう法律に改正されるから、この政治家に会っておけば」なんて言うと、「どうして知っているの?」とびっくりされます。でも彼のプライドは尊重して、あまり出すぎた口出しはしません。

あとは東洋医学の勉強をしてマッサージをしてあげています。サプライズと、安らぎが交互にあるのがいいようですね。必要なときは精神面で彼を諭すようなことも。彼が仕事でライバルに嫌がらせをされたときも「石の上にも3年、ここで我慢すべき」とアドバイスしました。