1時間で100個覚えるためには「とにかくリズミカルにテンポよく」

2時間で200個の単語を覚える具体的なやり方は、以下の通りです。

たとえば、単語100個のリストを渡されたとしましょう。時計を見てください。

今からジャスト1時間後に、その100個をテストすると思ってください。これでどのくらいのペースで進めていけばいいか想像がつくと思います。

ウロ覚えのペース
(1)今この瞬間「覚えた!」と思ったら次へ進む。
(2)最初から知ってる単語は「即ムシ」する。
(3)簡単な単語は数秒目を通すだけでOK。
(4)難しい単語はじ~っくりと(「書く」のもアリ)。

とにかくリズミカルにテンポよく進めます。もちろん、100個の単語に2時間でも3時間でもかけたほうが効果はありますが、受験生の多くはそこまで単語に時間を割けません。かといって、100個の単語を30分でやると、あまりにウロ覚えすぎて効果は出ません。「1時間後にテストが待ってる」つもりでやる必要があります。

ちなみに、単語の数は「知っている単語も含めて100個」です。純粋に知らない単語だけ100個をピックアップするのは、それだけで時間がかかりますので、その時間は暗記に回したほうがいいです。

得点に直結する「英熟語」を効率的にマスターする方法

「単語と熟語、どっちが大事?」という質問はナンセンスですが、あえて答えるなら「熟語」です。単語よりも熟語のほうが、空所補充などでそのまま出るので「熟語を知ってる」=「得点につながる」からです。受験計画にはしっかり「熟語」の時間を確保する必要があります。

英熟語は「丸暗記する人」と「理屈で覚えていく人」で大きく差がつく分野です。

熟語の丸暗記を減らすには3つの力が必要です。

熟語の丸暗記を減らす3つの力
(1)「直訳」する単語力
(2)「前置詞」の理解
(3)「基本動詞」の理解

熟語は、直訳すれば大半のものは丸暗記しなくても大丈夫です。

たとえば、mean business「本気だ」という熟語。直訳は「仕事を意味する」ですね。「仕事を意味する」→「本気だ」になります。

pass away「亡くなる」なら、「離れたところへ(away)、過ぎ去る(pass)」→「遠くへ行く」→「亡くなる」という意味です。