英語試験の点数を上げるには、どうすればいいのか。オンライン予備校講師の関正生さんは「どんなに覚えても、知らない英単語は後からどんどん出てくる。いつまでも単語帳と向き合っていてはいけない」という――。

※本稿は、関正生『改訂第2版 大学入試 世界一わかりやすい英語の勉強法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

英単語のマグネット
写真=iStock.com/THP Creative
※写真はイメージです

英単語は「0.1秒で思い出せない」ならマスターできていない

単語テストでは「えっと……」と考えて意味が書ければ正解ですが、受験ではそうはいきません。本当の意味で「単語をマスターした」という基準は「0.1秒で思い出せるかどうか」になります。つまり、0.1秒で思い出せないと、それは「マスターした」ことにはなりません。時間が経てばすぐに忘れてしまいます。

「覚えた」と「定着した」はまったく違います。「定着」して初めて単語をマスターしたことになります。

英単語をマスターするプロセス
(1)知らない「見てもサッパリ思い出せない」
(2)覚えてない「スペルに見覚えはある」
(3)覚えた(けどすぐ忘れる)「数秒で意味を思い出せる」
(4)定着「0.1秒で意味を思い出せる!」