なぜ日本人は英語のリスニングが苦手なのか。オンライン予備校講師の関正生さんは「『弱形』を誤解している人が多い。弱く軽く発音されると説明されることが多いが、これは間違い。たとえばandは『アンド』ではなく『ン』と発音されており、さらに『ン』すら発音されていないこともある」という――。

※本稿は、関正生『改訂第2版 大学入試 世界一わかりやすい英語の勉強法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

ラップトップを開いて勉強する女性
写真=iStock.com/CrispyPork
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英語をただ何時間聞き続けてもリスニングはできるようにならない

リスニングができるようになるには、大きく2つの力が必要になります。

リスニングができるようになるための2つの力
(1)英語の「音」を聞き取る力
(2)聞き取った英語の音を「理解」する力

ほとんどの受験生は、リスニングといえば「音を聞き取る力」がすべてだと思い込んでいます。

確かにこの「音」そのものを聞く力は大切なので、これはこれで後ほど詳しく説明しますが、これだけではリスニングができるようにはなりません。

せっかく聞き取れた「英語の音」も、頭の中で一瞬で(リスニング中にはゆっくり考える時間はありません)「理解」できないと、右から左に音が流れていくだけになってしまいます。

この「理解する力」は、「英文解釈」と「音読」で鍛えられます。英文を返り読みしないで理解していく力がないのに、何時間英語を聞き続けてもリスニングはできるようになりません。