1テーマ1ページで思考の流れを整理

200万円、500万円の講演、30分、1時間半の講演でも1枚に集約/1枚のメモに、考え方の流れを整理する。気合を入れて、集中してばっと書き出すことがポイント。メモを書くことが、自分の頭を整理する作業だと大前氏は言う。忘れてはいけないイグザンプルや数字などを書いておき、講演などで即興で話すのだ。

私にとってノート術というのは他人の話を書き留めるためのものではない。あくまで自分の思考を整理するためのものである。

たとえば差し迫った講演やミーティングがあるときには、早朝の1~2時間デスクに向かって、時には風呂場やトイレで、あるいは行きがけのクルマの中で、気合を入れて今日の話の内容を考える。相手がどんな話を聞きたがっているのかを想定しながら、こちらとして言っておかなければいけないことをメモにパパパッと書き出していく。

(小川 剛=構成 的野弘路=撮影)