マレーシアの経済発展を下支えしたメモ

写真は85年1月7日にマハティール首相とミーティングしたときのメモ。日本や韓国の経済成長に学べとルック・イースト政策を打ち出したばかりの頃だ。
それまで天然資源や観光業に依存していたマレーシアが世界的な大競争時代を生き抜くためにはどうするべきか、マハティール首相に提言した。最終的には最先端のITインフラを整備した総合開発計画である「マルチメディア・スーパーコリドー」構想へとつながるのだが、マハティール首相がすごいのは私の提言をすべて受け入れて実行したことだ。首相官邸や省庁を集約した新首都「プトラジャヤ」やハイテク関連企業が集まるハイテク工業団地「サイバージャヤ」の建設も、すべて「マルチメディア・スーパーコリドー」構想の一環なのだ。
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(小川 剛=構成 的野弘路=撮影)

