長男へ月20万の仕送り、すでに3000万円を大きく超えた
長男の暴力から逃げるために、自宅を出た小林さん夫婦だが、自宅を出てからも、長男から金の無心は続いている。毎月20万円程度の仕送りを強いられ、仕送りが遅れると「お前たちの家に押しかけるぞ」と脅しのような電話がかかってくる。現在住んでいる賃貸マンションに長男が押しかけてくると、自分たちが住みづらくなることもあって、長男からの金の無心を受け入れてきた。
賃貸マンションに引っ越した頃は、3000万円を超える貯蓄があったが、引っ越しから15年もの月日が経過し、その貯蓄も現在では100万円を切るまでに減っている。自宅からマンションに引っ越したことで、商店は畳まざるを得なくなり、父と母は転居後にそれぞれ近くの飲食店で働きはじめ、長女はネット通販の工場でアルバイトをしている。
3人で働いて、何とか自分たちの生活費をまかない、長男が占拠する自宅の固定資産税も支払ってきた。長男の生活費は、貯蓄を取り崩しながら支払ってきたが、貯蓄だけでは足りなくなり、自宅(5000万円の評価額)を担保に入れて借り入れもおこなっている。
自宅を担保にしてお金を借りたものの、すでに限度額まで借りており、利息の支払いさえ滞っている。早晩、自宅は明け渡さなければならない状況に追い込まれているのだが、長男が自宅を占拠していることもあって、明け渡すことさえ困難な状況に置かれている。