人気の毎月分配型に罠が潜んでいる

毎月分配金を受け取れるタイプの投資信託の人気が続いている。2010年に設定された投信で資産残高の多い上位10本のうち、9本を「毎月分配型」が占めるほどだ。

たとえば、「1万口当たり毎月100円の分配金を出す」という投信を100万円購入したとしよう(1万口当たり1万円の場合)。そうすると、毎月1万円、1年間で12万円の分配金がもらえる計算になる。この低金利時代にこれはお得だと思うかもしれない。だが、本当にそうだろうか。