2021年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。マネー部門の第4位は――。(初公開日:2021年8月19日)
お金に困らない生活をするにはどうすればいいのか。経営・資産形成コンサルタントのボード・シェーファーさんは「愚かな借金をしないことが大切だ。分割払いやリボ払いでの買い物にメリットは一つもない」という――。

※本稿は、ボード・シェーファー(著)、小林節(訳)『Financial Freedom 経済的自由と人生の幸せを同時に手に入れる!』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

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「賢い借金」と「愚かな借金」の決定的な違い

もちろん借金にも種類があります。住宅ローンは代償価値があり、法律で決まりがあります。それ以外に、自分の会社に対してや、個人的なローンもあります。

私は、消費者信用は非常に危険だと考えています。

家具、車、旅行、楽器、テレビ、洗濯機などは、典型的な消費者分割払いの対象です。アパートに引っ越したら、それに合った家具が必要だと思っている人はたくさんいます。こういう人は、消費者ローンを組まないようにおすすめします。「自分が欲しいものと必要なものは違う」のですから。

会社を設立する際の負債はまた別物です。今日では、O.P.(他の人)とO.P.M.(他の人の資金)という2つの大黒柱なしには速やかな成長は望めません。

消費者信用の長所と短所を見てみましょう。まずは長所です。

……。何もありません! 消費者信用は愚か。破壊的、意欲のエネルギーを消費し、大概は悪循環にハマって終わります。

私たちはお金の問題解決のために、長期的か、短期的な間に合わせか、のどちらかにエネルギーを注ぐことができます。しかし、短期的解決では、実は長期的な目的は達成されません。