オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」が開始から10年を迎えた。当初から遊び続けているフリーライターの赤木智弘さんは「最初はオンラインは嫌だと思ったが、ひとりでドラクエらしく遊ぶこともできるし、他のプレーヤーとの距離も心地いい。まさかここまで遊び続けることになるとは思わなかった」という――。
ひとりでのんびり冒険してもOK
僕はオンラインRPG「ドラゴンクエストX」を遊び続けて10年になる。ドラクエXの正式サービスインは2012年8月で、その1カ月後の9月から始めて、数カ月の休止期間をいくどか挟みながらも、今でもプレイを続けている。始めた当時37歳だった僕も、気付けば今年で47歳になる。
私のプレイ料金は月額1000円(3キャラコース、Nintendo Switch版)なので、これまで10万円以上をドラクエXに支払っていることになる。自分でもここまで遊び続けることになるとは思わなかった。なぜそこまで楽しみ続けているのか。少し考えてみたいと思う。
ドラクエXはナンバリングタイトル初のオンラインRPGである。
フレンドを作って多くの人たちと一緒に強敵に挑んだり、会話などのコミュニケーションをとることもできるが、これまでのドラクエと同じように、ひとりでのんびり冒険というスタイルでも楽しめるように設計されている。
もちろんエンドコンテンツはさすがに人と行かないと攻略は難しいが、ドラクエらしいしっかりと作り込まれたメインストーリーをはじめとするコンテンツの大半は、自分とサポートキャラクターだけでクリアできるように作られていて、昔からのドラクエが好きな人も、オンラインであることをそれほど気にせず遊ぶこともできる。