東京五輪は海外でどのように報道されたのか。韓国生まれの作家・シンシアリーさんは「韓国のマスコミはこぞって日本を非難した。例えば、開会式でMISIAさんが歌った君が代に対して猛攻撃を浴びせた」という――。

※本稿は、シンシアリー『文在寅政権 最後の暴走』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです。

日韓の国旗
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嫌韓を拡大させた、いくつかの案件

個人的に、韓国の日本に対する感情的スタンスは、明らかに「反日(ほぼ無条件で「反」のスタンスを取る)」だと見ています。でも、日本の韓国に対するそれは、「嫌韓」とは思えません(「嫌」とは意味が違う)。どちらかというと、関わりたくないというか、話が通じないときのイライラさというか、そんな感覚に似ています。