PC内でファイルが行方不明になったり、調べたい情報がさっと出てこなかったりすると、イライラが募ります。調べものがはかどる良い方法はないでしょうか。企業で仕事術のコンサルティングを行う岡田充弘さんは「無料の検索ツール『Everything』と『E START』は一度使い始めると、便利すぎて手放せなくなります」といいます――。
ノートパソコンで作業する女性の手元
写真=iStock.com/BongkarnThanyakij
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調べ物の後回しをゼロに

人はよほど差し迫った状況でない限り、無意識のうちに物事を後回しにしてしまう生き物です。

中でも面倒な調べ物などはつい後回しにしがちです。

パソコン作業の途中で急に何かを思いついたまではいいのですが、その場ですぐに調べず後回しにしてしまい、結局そのことを忘れてしまってそれっきり。誰しもそんな経験が一度はあるのではないでしょうか?

もちろん私にもあります。

逆に言うと、調べ物の後回しを無くせば、相当多くの時間や資源を節約できることになります。

そこで今回は、「世界から“知らない”を無くす」という目的の下、最強の無料検索ツール「Everything」と「E START」の超便利な活用法について紹介していきたいと思います。

無料検索ツール「Everything」とは

パソコンのローカルあるいはLAN上のドライブのインデックスをあらかじめ作成しておくことで、保存されたファイルやフォルダをキーワードで瞬時に検索できる無料ソフトです。かつて使っていたGoogleデスクトップの代替ツールとして私も重宝しています。

このソフトの特長は、なんといってもそのインデックス作成の速さです。インデックスの作成は初回起動時に自動で行われ、その後はリアルタイムで更新されていくようになっています。検索は、検索語全体を入力する前に検索を開始し、一文字進むごとに検索結果が更新されていくインクリメンタルサーチ方式になっているほか、AND・OR検索やワイルドカード、正規表現を使った検索を行えるなど、豊富な機能を備えています。