「ノート=思考のプロセス」にすれば無駄がなくなる

僕が20代の頃はずっとA3のコピー用紙を使っていたのですが、使い勝手がいい半面、保管性が高くないため、考えがまとまってワードやパワーポイントなどできれいなアウトプットになった後は、いずれ捨てられてしまう運命にありました。

寺澤伸洋『GAFA部長が教える 自分の強みを引き出す4分割ノート術』(世界文化社)
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普段はほとんど見返さないものの、何年か経って「あのときはどう考えてたっけ」と振り返りたいときには何も残っていない……。あれだけA3用紙に手書きしてきたにもかかわらず、残念ながら今現在、僕の手元にはその紙が1枚たりとも残っていません。

「これはもったいなさすぎる……」と、思考のプロセスを残すことの価値を改めて感じた僕は、「紙と違ってノートだと、そうそう捨てることもないだろう」と考え、A4判のノート(見開きA3)を使うことにしたのです。

とにかく僕は手書きで自分の頭の中にあることをどんどんノートにアウトプットしていたので、「ノートに書いてあること=その時点での自分の考えのすべて」であり、ノートを見れば、ひと目でその当時の自分の考えに戻れるようになりました。

このようにきちんと思考のプロセスを残しておくことで、毎回ゼロから思い出す必要がなく、それまでの思考の積み上げからスタートできるようになるため、どんなときでも無駄がなくなるのです。

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