30代で1億円を貯めた専業投資家、まつのすけさんの投資手法は、過去10年間のデータを分析して勝ちパターンを導き出すもの。その中から初心者でもチャレンジできる手法を3つ、紹介してもらいました――。
自分に合った投資手法を見つける
投資センスを磨くツールとしてポイント投資が有効であることは、前回の記事で紹介しました。今回は投資デビューした初心者が投資で成果を出すために一歩進むには、どんな手法があるかを紹介します。
そもそも投資の手法は数え切れないほどあります。徹底して企業分析をする人もいれば、チャートしか見ない人もいます。自分に合っている手法は人によって違うので、正解はありません。初心者は自分にどの手法が合うかを見極めるために、まずは多くの情報に触れてみるといいでしょう。
最初から特定の手法に絞ってしまうと、自分に合わないものを選んでしまい、うまく成果が出せずにやめてしまうことになります。それは、投資に向いていないのではなく、手法が合わなかっただけです。別の手法ならうまくいくかもしれません。
おススメの投資の名著3冊
私がお勧めするのは、投資の名著とされている書籍をいくつか読んでみることです。たとえば、ベンジャミン・グレアムの『新・賢明なる投資家』、ウィリアム・オニールの『オニールの成長株発掘法』、あるいは世界のトップトレーダーをインタビューした『マーケットの魔術師』などもいいでしょう。さまざまなタイプの人の本を一通り読んで、どれが自分に合っているかを見極めてください。
実際に投資をする際には、いきなり大金をつぎ込まないことが大切です。初心者は当初、恐る恐る少額でチャレンジするのですが、ビギナーズラックでうまくいくと、「これはいける」と大金をつぎ込んで大損してしまいます。そうならないために、少額でさまざまな手法を試してみるといいでしょう。