会社経営のかたわら、生き方やお金などの本質をあぶり出す著作を世に送り出してきた山口揚平氏。令和のクリエーションの時代は、自分の中の「強み(ストレングス)」ではなく「天才性(ジーニアス)」を見出す時代へ大きく変化すると指摘する。「誰もが自分だけの才能を生かす方法がある」と、これまで3000人の人生を変えてきた「超自己発見メソッド:ジーニアスファインダー」を初の書籍化。同書からそのエッセンスを3回に分けて公開する──。(第3回/全3回)

※本稿は、山口揚平『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。

自分の天才性を発見する3つのステップ

第1回、第2回の記事で、令和のクリエーションの時代は、「強み」で他人と比較することから自分自身の中にある「天才性(個性)」を発見し、伸ばし、仕事を創造するように世の中が大きく変化しつつあることを指摘しました。

本稿では、自身の天才性を見つけ、それを活かしていくための手順(ジーニアスファインダー)を簡単に紹介していきます。

詳しい方法は拙著『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』に当たっていただくとして、大きな流れを押さえていただけたらと思います。

疑問符と電球
写真=iStock.com/AlexSecret
※写真はイメージです

ジーニアスファインダーは、以下の3つステップで構成されています。

STEP1 「とげぬき」
過去(記憶)を整理して幼少期に植え付けられた自己評価や偏見を洗い流すこと
STEP2 「天才性の抽出」
自分のコア(存在の本質)から輝き出る光である天才性を明らかにすること
STEP3 「再構築」
天才性に基づいた生活環境や仕事を作り直すこと

なお、天才性を発掘する際には、自分で行う方法と、他者から客観的なフィードバックを得ながら見つける方法があります。実際は、メンタリング(メンターと呼ばれる導き手が、マンツーマンの対話により、受け手側に気づきをもたらすプロセス)を行いながら個人の微細な天才性を発掘していくのですが、今回は、読者の方が自身でできる部分を中心に紹介したいと思います。

また、ジーニアスファインダーのサイトで新しい情報やより深い知識を得られるようサポートしますので、こちらもご参照ください。

3つのステップは、具体的には次のような方法で進めます。