「徹底的ほめる」ことの大切さを教えてくれる朝礼がある。

この日参加していたのは20人ほど。全員が紺色の手帳「こづち」を持参して臨む。

この日参加していたのは20人ほど。全員が紺色の手帳「こづち」を持参して臨む。

つきじちとせは羽田空港、東京駅といった人が集まる場所で土産用の和風生菓子を売るメーカーだ。年商は8億円で、従業員は70名。東京・大森にある同社の本社兼工場では1年365日、欠かさず朝礼が行われている。空港や駅の売店は年中無休の営業なので、正月も工場は休めないのだ。

朝礼の眼目は従業員が同僚の長所を「ほめる」ことにある。スタートは午前9時。全員で経営理念や社是を唱和した後、司会役の従業員が手帳を取り出し、なかの訓話を読み上げる。手帳は「こづち」と呼ばれるもので、独自の編集による訓話集だ。

(尾関裕士=撮影)