毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」で、2月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サイトの編集部が紹介する――。
「やめる」、「空腹」
写真=iStock.com/Jtasphoto、kuppa_rock
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第1位:『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(塚本亮著、明日香出版社)
第2位:『「空腹」こそ最強のクスリ』(青木厚著、アスコム)
第3位:『やめる時間術』(尾石晴(ワーママはる)著、実業之日本社)
第4位:『ロジカルメモ』(村本篤信著、アスコム)
第5位:『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳、新潮社)
第6位:『2030年』(ピーター・ディアマンディス/スティーブン・コトラー著、土方奈美訳、NewsPicksパブリッシング)
第7位:『人生を変えるモーニングメソッド』(ハル・エルロッド著、鹿田昌美訳、大和書房)
第8位:『最高のパフォーマンスを引き出す習慣術』(大塚邦明著、フォレスト出版)
第9位:『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)
第10位:『99.9%は幸せの素人』(星渉/前野隆司著、KADOKAWA)
第11位:『夢を叶えるための勉強法』(鈴木光著、KADOKAWA)
第12位:『新装版 なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方』(ディスカヴァー・コミュニケーション・ラボラトリー編、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第13位:『2025年を制覇する破壊的企業』(山本康正著、SBクリエイティブ)
第14位:『シン・ニホン』(安宅和人著、NewsPicksパブリッシング)
第15位:『ビジネスの未来』(山口周著、プレジデント社)
第16位:『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
第17位:『教養としてのお金とアート』(山本豊津/田中靖浩著、KADOKAWA)
第18位:『数学的思考トレーニング』(深沢真太郎著、PHP研究所)
第19位:『BRAIN DRIVEN ブレインドリブン』(青砥瑞人著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第20位:『Life Kinetik® 脳が活性化する世界最先端の方法』(ホルスト・ルッツ著、繁田香織訳、ダイヤモンド社)

※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2021年2月の閲覧数ランキング

「すぐやる人」と「やれない人」は何が違うのか

今月の第1位は、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』でした。

塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)
塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)

世の中には、「すぐやる人」と「やれない人」がいます。「すぐやる人」が顔色も変えずにやるべきことをスピーディーに終わらせる一方で、「やれない人」は期限ぎりぎりになってやっと重い腰を上げる――この違いは、どこにあるのでしょうか。「すぐやる人は、意志が強いはずだ」と思い込んでいる人もいるでしょう。

本書を読めば、その謎が解けます。「すぐやれない人」がすぐに行動に移せないのは、意志が弱いからではありません。やれる人になるための「習慣」を知らないことが原因なのです。

本書で紹介されている「すぐやる人」の習慣の一つに、「やりたい!」と思った瞬間を逃さず、とにかく行動してみることが挙げられています。明日からやろうと後回しにしているうちにやる気がなくなってしまうのは、「やれない人」の典型的な行動です。一方、「すぐやる人」は、未来を信じません。「いつかやる」の「いつか」はやってこないと知っているから、「やりたい!」と思った瞬間に行動に移すのです。

「すぐやる人」になりたいなら、まずは本書を読むことから始めてみませんか。