コロナワクチン優先接種「まさかの対象外」に怒る訪問介護事業者たち
また、マスク以外にも厚労省が介護の最前線で働く人々を守るためにとるべき手立てがあります。それは、コロナのワクチン接種。厚労省は、2月下旬をめどに医療従事者、3月下旬をめどに高齢者への接種を始め、その後、高齢者施設の職員などに優先して接種する方針です。ところが、Sさんのような訪問介護や訪問看護など在宅介護サービスの職員は優先接種の対象から外れているのです。
1月14日に、介護事業者などで作る関連の団体は菅首相に対し、在宅介護サービスの職員なども優先接種の対象に含めるよう要望書を提出しましたが、こうした「抜け」が起こること自体、介護の現場で働く人々をより一層不安にさせるのです。