親が老いても同居する家族や専業主婦が多かった時代は介護を担うこともできた。しかし、核家族化が進み、共働き世帯が増えた今、そうした対応は難しくなりつつある。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんは「介護される側の70、80代以上の親世代には介護を経験していない人も少なくない一方で、今の子ども世代は親の介護問題に大いに悩まされている」という。この世代間の意識のギャップは何なのか——。
「親の介護」に人生を翻弄される50代の子供世代の苦悩
筆者が、『親の介護は9割逃げよ 50代からのお金のはなし』(プレジデント社)を上梓したのは2015年のこと。
タイトルの文言から、「親の介護はとにかく大変だから、避けられるものなら避けたほうがよい」といった指南書をイメージする人も多かったようだが、狙いは違うところにあった。
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