来春に3度目のロックダウンが来る?

英国のゴーヴ国務相は、状況次第では12月2日以降もロックダウンを続ける可能性があると発言している。しかし筆者は、多少延長するとしても、よほど重大な状況にならない限り、クリスマスの前後は回避し、来年春くらいに再びやるのではないかと思っている。

英国の外食喚起策「Eat-Out-to-Help-Out」の看板
筆者撮影
英国の外食喚起策「Eat-Out-to-Help-Out」の看板

有効な治療薬やワクチンの開発もまだだいぶ先のようであり、今後2年間くらいは、ロックダウンを繰り返しながら、時間かせぎをするしかないのではないか。幸い英国は日本と違って、街には緑地や公園が多く、家も広いので、ストレスはあまりたまらない。最近はZoomなどを活用して、リモートで仕事や会議もできるようになった。散髪は自宅でやれば結構できる。

経済や産業の構造も徐々に変わりつつあり、政府がいつまでもゾンビ企業を税金で支えることはないはずだ。今は「アフター・コロナ」という新たな世界への過渡期かもしれない。いずれにせよ欧州は長期戦の様相である。

【関連記事】
「次はもう効かない…」民間臨調が迫った新型コロナ「日本モデル」の功罪
NYから一時帰国した駐夫が目の当たりにした“背筋が凍る”日本のコロナ対策
コロナより怖い"老後大格差地獄"が襲来…定年後6割が再就職できない惨劇
「1人8200円」ディズニー離れがこれから加速する3つの理由
アフターコロナの惨劇…まさかの年収1000万から200万円へ転落! 地獄シナリオ