コロナ禍、なぜ10代の妊娠相談件数が2倍近くになったか
新型コロナウイルスによる休校措置期間に「にんしんSOS東京」に寄せられた10代からの相談件数は前年と比べ1.8倍にも増えたという。外出自粛になり避妊具を買いに行けない、家でのデートが増えたなどさまざまな要因がある。だが、問題はもっと根本的な部分にあるのではないだろうか。
生理日管理などのサービスを提供するルナルナが7640人の女性に避妊についての調査を行った結果「これまで避妊に失敗したと不安になった経験がある」と答えたのは全体の6割で、その中で不安を抱えながらも何も動けずにいた女性は約3割に及んだ。そして10代は5割以上が「何をすべきかわからず何もできなかった」と回答した。日本では性行為について理解し、同意が取れる性的同意年齢が13歳と諸外国に比べ低く定められているのに、なぜ「何もできなかった」と答える10代がここまでいるのだろう。
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