好きなことをする。これに尽きる!

日本には定年という慣習がありますが、僕にいわせれば「実に愚かな仕組み」です。「何歳まで働くか」はよくある問いかけですが、年齢に意味はありません。

元気に動けるなら働けばいいし、体がしんどくなったら仕事を辞めればいいだけです。そのときの能力と意欲、体力に応じて、そのときにふさわしい仕事をすること。僕自身も古希を迎えてから、今の仕事に就きました。年齢に意味はありません。年齢を理由にして挑戦を恐れるのはやめたほうがいい。年齢にとらわれない柔軟な生き方こそが、還暦後の人生を輝かせることになるでしょう。

政府が「人生100年時代」を掲げるようになって久しいものがあります。それをベースに考えると還暦は単なる「折り返し地点」にすぎません。また、まだまだ長く続く人生を楽しむために、自分の好きなことを何でもいいので学び始めてください。学びは人生を楽しむ手段のひとつです。

好きなこと、やりたいことがなかなか見つからないなら、見つかるまで悩み尽くしてください。パートナーや友達に何か新しい趣味の候補を書き出してもらい、あみだくじで決めるのもいいじゃないですか(笑)。やってみて合わないなら、別の候補に手を出せばいいでしょう。好きなものに出合えたとき、あなたの人生は何倍も充実するのです。