仕事を効率的に進めるには、どうすればいいか。元マイクロソフト執行役員の越川慎司氏は「ビジネスパーソン7500名を対象にしたアンケートでは、なんと87%が『社内会議を改善すべき』と会議の効率・効果ともに思わしくないという答えが出た。まずは会議に手をつけるべきです」と説く——。

※本稿は越川慎司『働く時間は短くして、最高の成果を出し続ける方法』(日本実業出版社)を再編集したものです。

会議室でプロジェクトについて議論
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ビジネスパーソン87%が実感「社内会議を改善すべき」

クロスリバーでは、29社16万人の「働き方の改善」を支援しているなかで、どのようなことに時間が費やされているかを調査しています。ビジネスパーソン7500名を対象にしたアンケートでは、なんと87%が「社内会議を改善すべき」と会議の効率・効果ともに思わしくないという答えが出ました。

時間通りに終わらない、アクションが決まらない、部長の独演会が止まらない、といった意見が多数集まりました。

そこで、多くの時間を奪う「ムダな社内会議」を改善すべく、クライアント企業11社の社内会議を総計8000時間以上かけて録画し、分析しました。すると、会議がうまくいかない原因も明らかになっていったのです。