キャバ嬢の営業メモ現物をライターが独占入手! いったい何が書かれているのか、そしてあなたは何と呼ばれているのか!
すぐ帰る客も時には必要である
キャバ嬢と聞くと、無教養でおバカなオネーチャンを思い浮かべがちだが、この世界で生き延びている嬢たちはほぼ例外なく顧客ノートを作っている。それに基づく緻密な接客で売り上げを伸ばしているのだ。
今回、2人のキャバ嬢にそれぞれの顧客ノートを見せてもらった。そこから浮かび上がってくる彼女たちの接客術とは?
まず1人目は新宿・歌舞伎町の某店に所属するAさん(24歳)だ。
彼女に見せてもらったのはバインダーに保管されていたルーズリーフの束。これで客の情報を管理しているそうだ。
ノートに目を通し、まず気づいたのは、客が事細かにプロファイリングされていることだ。
年齢、タバコの銘柄、好きな酒といった基本事項はもちろん、接客時の注意点も詳細に書き込まれている。『(タバコの)火をつけられるのがキライ』『否定的なことは言っちゃダメ、病むから』など、その多くはパーソナリティに関する記述だ。
「お客さんの観察は大事ですよ。疑似恋愛を楽しみに来たのに騒がれたら興ざめでしょうし、その逆も同じで、ワイワイ騒ぎに来たのに色目を使われたら、すぐほかの子に行かれちゃいますから」