ばれた時の謝り方にも高い技術が必要だ
不倫にも悪い不倫といい不倫がある。
こう書くと、読者から「不倫にいい悪いはない」とお叱りを受けそうだが、週刊誌で不倫が発覚しても、最後には奥さんが「しかたない人、今度やったら離婚よ」と、苦笑いして済ませてくれる不倫は、いいとはいわないが、離婚という最悪のケースに至らない“軽度の不倫”であろう。
例を挙げれば、昨年、俳優の原田龍二(49)が、複数のファンとの「マイカー不倫」が報じられたが、謝罪会見で原田が、「妻から、アウト~」と怒られたと話して笑いを誘い、世間もそれ以上、追い込むことはしなかった。
2016年、フライデーに「ラブホ不倫」を報じられた三遊亭円楽(70)は、すぐに妻に電話で報告した。謝罪会見でも、洗いざらい話して笑いを取り、難を逃れた。
上方落語の重鎮・桂三枝(76)は、長年愛人にしていた演歌歌手がフライデーに2人の仲を告発したとき、何にもいわずに雲隠れしてしまったのとは対照的であった。
不倫がばれた時の謝り方にも「高い技術が必要」だと、週刊現代(2/15号)で夫婦問題研究家の岡野あつこがこう話している。
「素直に認めて平謝りするしかありません。そこで“悪かった”だけでは通用しません。“妊娠中にこんなことをして、お前の気持ちを思いやれなくてごめん”と妻の立場に立って謝ることが重要です」
間違っても、「お前にだって非がある」などと反論するのは火に油を注ぐことになる。