不倫報道が炎上するきっかけとなった「ベッキーと川谷絵音」
さて、毎週のように不倫スクープを放つ週刊文春(以下文春)だが、少し前までは、不倫が発覚した芸能人などに対して、「馬鹿なことをやって」という批判はあったが、集中砲火を浴びるケースはさほど多くなかったように思う。
流れが変わってきたのは、2016年1月に文春が、タレントのベッキーが「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との不倫を報道したあたりからではないか。
結婚している川谷の実家にまで遊びに行ったベッキーだったが、最初は不倫を全否定したことで、世間からの逆風はさらに強まり、ついにはテレビから追放されてしまった。
「イクメン」を旗印にしていた宮崎謙介衆院議員は、妻の金子恵美衆院議員(いずれも当時)が出産のため入院しているとき、自宅に女性を連れ込んだことが文春で報じられた。
やむなく宮崎は会見を開き、テレビカメラの前で号泣しながら謝罪したが、議員辞職に追い込まれてしまった。
立憲民主党所属の山尾志桜里衆院議員(45)は、鋭い質問と美貌で、幹事長就任直前だったが、弁護士とW不倫していると文春に報じられ、幹事長は立ち消えになり、選挙でも苦戦を強いられた。
『五体不満足』(講談社)の著者・乙武洋匡は、5人の愛人がいると週刊新潮(2016年3/3号)に報じられ、出馬を予定していた参院選を見送り、妻子と離婚にまで追い込まれてしまったのである。
妻の妊娠中に未成年と関係を持っていた東出昌大
今、世の批判を浴びているのが、文春(1/30号)が報じた、おしどり夫婦といわれていた俳優の東出昌大(31)とモデルで女優の杏(33)夫婦のケースだ。東出の不倫が発覚し、すでに別居し離婚の危機を迎えているという記事である。
文春によれば、2人が結婚をしたのは2015年元日。翌年には双子の女児をもうけ、17年には長男が生まれている。
だが、カミさんが第3子を妊娠しているとき、亭主のほうは、当時高校を出て2年目の清純派女優・唐田えりか(当時19歳)と親密な関係になっていたというのだ。
長身で甘いマスク、パリコレにも出演した経歴のある東出は、酒が好きで、杏と結婚する前にも、共演した女優と浮名を流す「共演者キラー」として知られていたそうだ。
「女性関係で彼と揉めるたびに杏さんはストレスを溜め込み、体調を崩して病院に通っていたこともあった。そんな杏さんに対し、東出さんは『頭がおかしいんじゃない?』などと突き放し、浮気を一方的な妄想のように決め付けて、一層、彼女を傷つけたといいます」(夫婦を知る芸能関係者)
杏が妊娠中も、夜な夜な飲み歩いて、料理や洗濯などの家事を手伝うどころか、帰宅してすぐに温かい料理が用意されないと、怒って外に飲みに出てしまったそうだ。
そしてついに、杏が亭主と唐田が隠れて遣り取りしているメッセージを見てしまったという。東出は男女の関係を認め平謝りしたが、「長時間の話し合いの末に夫婦は別居を決断」(先の芸能関係者)したそうである。