渡辺謙が「オレのようになるな」と改心させるしかない

東出の所属事務所は、「今回の記事に関して本人に確認いたしましたところ、書かれている事柄はほぼ事実と判明しました」と、報道を認めるコメントを出し、唐田えりかの所属事務所も、「本人は軽率な行動を深く反省しております」と発表した。

こういうと失礼になるが、杏は男運のない可哀想な女性である。彼女の父親は俳優の渡辺謙だが、彼も最初のカミさんと離婚して、南果歩と再婚したが、ニューヨークに愛人がいることを文春に報じられ、再び離婚している。

そんな女にだらしない父親を見てきて、結婚するのは父親とは違う男をと、心の中で誓っていたはずだ。それが、父親に輪をかけて女好きな亭主だったのだから、不運というか、男を見る目がなかったのだろう。

3人も子どもがいては、おいそれと離婚というわけにもいくまい。ここは渡辺謙が出て東出に、「オレのようになるな」といって、張り倒してでも改心させ、何とかやり直すよう説得するしかないと思うのだが。

これが報じられてから、ネットやSNSで、東出に対しての激しいバッシングが起こって、東出は借りているマンションにも帰れず、ホテルを転々としながらドラマの撮影現場に行っているという。

彼は出ていたCMからすべて降ろされ、家に帰りたいのだが、杏が聞く耳を持たないそうだ。

「いつからこんな不寛容な世の中になってしまったんだ」

だが、東出に同情する声もないではない。作家の林真理子が文春の連載コラムで、こう書いている。

「いったいいつから、こんな不寛容な世の中になってしまったんだ。どうして他人を、こんな風に徹底的に打ちのめすことが出来るんだ?(中略)東出(昌大=筆者注)さんは確かに悪い。奥さんが妊娠中に浮気をするなんてサイテーだ。相手の若い女優さんも、よくない」

ちょっと前まではおばさんや男たちが、「杏ちゃんかわいそうに」「不倫するとおっかない」と喋り合っていたのに、

「それが今ではネットでまず悪口を書き、その勢いでスポンサーやテレビ局に抗議の電話、あるいはメールをする。(中略)それにすぐ怯える、根性なしの企業やテレビ局。(中略)今や不倫は大麻と同じなのか。これだけ社会的制裁をうけなければいけないものなのか」